八幡浜青年会議所 今年度事業内容

八幡浜青年会議所 理事長あいさつ

第73代理事長 魚本 晃宏

学びの大切さ
私がかなたを見渡せたのだとしたら、それは巨人の肩の上に立っていたからです。—アイザック・ニュートン

私がアイデアを出す際に、必ず念頭に置いている言葉です。現在当青年会議所は、市外から集まってくる会員も増え、中には海外から参加している会員もいます。多種多様な業種から集まり知見を持ち寄ることで、まちをより良くする、これが私の感じた JC 活動の醍醐味です 。いつしか青年会議所での活動が歴を重ねていくと、自らの事を知っている方々が増えまちで声をかけていただき、自らより歴の若い会員から意見を求められ、それを褒めてもらうという経験を誰しもするかと思います。また近年では SDGsを例とした先進的な取り組みをいち早く知る機会があり、視野が広がるような機会が多々あります。まちの課題に取り組み、新しい施策を練る。その際に力を与えてくれるのは、これまで先人達が積み上げた知見であり、我々が先駆けいかんとする原動力となります。

■JCで過ごす『青年』の期間とは?
日々私たちは、JC が積み上げた知見の上で文字通り巨人の肩に乗るように、地域が抱える問題を見つめて解決を図っています。その中で公私共に自らも様々変化を迎えます。
落語の世界に、前座→二つ目→真打というプロセスがあります。JC での期間は、このプロセスに似ています。経済人として様々な背景をもった会員が集まり、前座修行を終えて二つ目として、自らのアイデアに地域や他の会員の反応をいただきます。二つ目の時期を経て、今度は真打として知見を与える側へと立場が変わり、卒業までの期間を過ごします。その後は経済人として名人を目指し、地域の顔となるべく JC を巣立っていきます。
この期間で私が魅力だと感じた点は、知見を積み上げる中で参考になる相手は先輩だけに留まらないという点です。自らが地域の課題に取り組んでいる間、全国に同じく取り組んでいる仲間がいます。私も自分より若いメンバーから教わったことが沢山あります。基幹産業である柑橘やくずし等、その魅力を教えてくれたのは、すべて私より若いメンバーでした。次々と現れる気鋭のメンバーが、今この瞬間も私を経済人として進歩させてくれています。人によって捉え方は変わりますが、すべての会員にこの真打を目指すべく活動をして欲しい。その上で大事な事は、心を開いて時には切磋琢磨する仲間の姿、新しく会員として参加したメンバーの声、過去同じ問題に取り組んでこられた先輩方の経験。これらすべてから学ぶ姿勢が大切であり、貪欲に次の学びへ向かわせる姿へと繋がっていくのではないでしょうか。


今まで届きづらかった地域へ
コロナウイルスの流行が落ち着きを見せ、ようやく従来通りの活動ができてきましたが、我々の活動エリアである八西地域は広く、残念ながら大々的に活動が届けられていないエリアもあります。我々が活動しているエリアには新しく起業された会社、古くからある企業が新しい取り組みを始めた事業所などが沢山あります。U ターン等で地元に帰ってきて事業を取り組んでいる人、接点がなかった八西地域で新しく活動を始めた人、働き方が随分柔軟になり沢山のスタートアップ事業も増えてきました。そういった取り組みと市民を繋ぎ、その魅力を体験していただき、事業者の方々が定着することが求められています。より多くの人々に青年会議所の活動を身近に感じてもらう為にも多くの関係者を巻き込んで目に見える形での取り組みが必要です。
2024年度はエリアを広げ、地域の魅力を再発見する年とし、市民のどの世代にも知ってもらうことを目指します 。溢れる自然や、地域で取り組む若者の姿は、これからの青年たちである、地域の青少年の心をきっと打つものとなります。行政・他のまちづくり団体の力を借りながら、より多くの市民にまちづくり事業を体験してもらい、ワクワクする新しい発見を提供します。

会いたい人に会いに行こう
前年度取り組んだ会員拡大は趣向を変えて、会員候補の市民に事業の構築から参加してもらい、多くの成果を残しました。その取り組みは新たな出会いを生み、可能性の種として私たちの組織に生きています。より開かれた組織を目指し、まだ入会していない候補者の皆様と共に学び、得たものをアウトプットし合うことによってその種が花ひらく年とすることが必要です。自分達が会いたい人に会いに行き、学びの機会を得る。これは全国にネットワークをもつ青年会議所活動の大きなメリットですが、今年はその学びの機会を自分達の中にとどめず、沢山の市民の方々と共にする年とします。
外部から講師を招き、その方の目には我々の住み暮らす地域はどう見えているのか?そこにこそ課題があり、私たちが次に取り組むべき目標が必ずあります。開かれた組織の実現へ、せっかくの学びの機会を JC の中に閉じ込めることなく、幅広く多くの市民と共にすることにより、地域の見え方が多様になり我々に成長の機会を与えてくれます。

歌声はより大きく
設立当初から51年を数える八幡浜児童合唱団ですが、まだまだ団員を増やすことが必要です。新型コロナウイルス感染拡大にも解散することなく活動を続けていられるのは、育成会、行政と教育委員会、なによりも音楽指導者、教員の方々と各校学校長の皆様の手厚い協力があってこその成果です。このまちに必要とされている団体であることは、毎年届く沢山の出演依頼と、定期演奏会の客席に並ぶ幸せな笑顔が物語っています。活動の継続の為に、より多くの団員に成長の機会を体験してもらうことも同時に必要である為、今まで使っていなかった手法で八幡浜児童合唱団の取り組みを伝え、51回目となる定期演奏発表会でホールいっぱいに歌声を届けるべく、団員の拡大につながる PR を行い、運営を担って参ります。

結びとして
■入会してから、私が一番 JC から得たものは何だろうか?
理事長という大役に向き合うにあたり、一年を通してメンバーに胸を張って私から伝えられるものを考えたとき、この問いの中に答えがあると感じていました。多くの先輩方に可愛がっていただき、数えきれない成長の機会をいただき、汗をかいた日々がこの度の挑戦へと後押ししてくれています。
両手を広げて有り余るこの地域への愛、切磋琢磨し共に学ぶメンバーへの愛、これこそ私が一番 JC から得た物であり、伝えたいものです 。学びの機会において重要なのは、様々な視点をより深くそれぞれの立場で理解することであり、その際に必要なのは心を開いて物事と向き合うことであり、この愛というキーワードがより柔軟に私たちの心を開いてくれます。
73年間の歴史の中で、私たちが活動しているのは諸先輩方の残した未来を生きているからです。2024年私たちは、公益社団法人日本青年会議所四国地区協議会 会長を輩出するという大役を拝命しています。一年間全国の同志たちが私たちを見てくれています。地域の魅力を発信するチャンスであり、また多くのことを学びとる機会でもあります。八幡浜青年会議所が全体で大きな成長ができる一年となるよう、取り組んで参ります。

自らが得た知見を活かす為に最適な方法は、誰かにそれを伝えることであり、その伝える過程で知見は自らの経験となっていきます。我々は73年の長きに渡り循環し、繰り返すことで経験をつないできました。この経験こそが私たちの乗っている巨人の正体です。より高く、遠くを見渡せるような一年を提供することをお約束し、私の所信と致します。

一般社団法人八幡浜青年会議所 第73代理事長 魚本 晃宏

2024年度スローガン
結局は愛でしょ。

<基本方針>

  • 地域の新たな魅力を発見する為のまちづくり事業
  • 開かれた学びの場を提供する会員拡大事業
  • 八幡浜児童合唱団の運営と広報活動

八幡浜青年会議所 更新情報

2023/01/01
メンバー紹介を更新しました。

2023/01/01
各委員会紹介を更新しました。

2023/01/01
理事長あいさつを更新しました。

facebook八幡浜青年会議所のページ

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八幡浜青年会議所アクセス

〒796-0068
愛媛県八幡浜市浜之町183番地
TEL:0894-22-4866 FAX:0894-22-4844
Mail:jc-ysk@mb.pikara.ne.jp

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